入門から各テクニックの習得まで
1. 本解説の目指すところ
FMCという最少手数を競う種目をみなさん知っているでしょうか?簡単に言うと学校の筆記試験のような形式で競技者にスクランブルが1つ与えられ、 それを解き回転記号で表して提出すればOK!その手数が記録として残ります。 これは所謂スピードを競うものではなく、制限時間内(1時間)で色々な解を作って最終的に一番手数の少ない解答を作れた人が1位になるという、 スピード競技とは全く違った楽しみ方のできる種目なのです! roudai.net様などでもFMCが紹介されているのでそちらもご覧ください。
本解説はそのFMCという種目をよりたくさんの人に知ってもらうため、そして専門テクニックを習得し実践できるようにするために書きました。
というわけで、キューブをおよそ30秒以内で解くことができ、回転記号やCFOPの解法を知っていることが前提になりますが、
「FMC始めてみたいけど、具体的に何をすればいいかわからない」
「上級者の解答の解説で見るアレは何してるねん」
「God's Numberを超える神になりたい」
「こんな寒い日にスピード種目やってられるか」
という人にぜひ読んでもらいたい内容となっております。
それでは堅いお話はこの辺にして本編に入りましょう!
とにかく専門テクニックを知りたいという人は各種テクニックの意義 から読むといいと思います。各テクニックの解説ではtribox contest のスクランブルで筆者が実際に解いたものを例として挙げているので実践的な内容にもなっております。 読者の目の前に転がっているであろうキューブを実際に回しながら進めていくことをお勧めします。
また理論は知っているけど実践に持ち込めないという人は実践 のページをご覧ください。時間の使い方やメモの取り方など、実際に取り組んでいるところを動画付きで解説しています。