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エッジコミュテータ

本編でコーナーコミュテータを解説した同じ理屈でエッジも3点交換させることが出来ます。
F2L-1から数手でコーナーだけ揃えられることはほとんどなく、LLで短いCOLLを回してEP3に持ち込むケースが一番多いと思います。
エッジコミュテータはコーナーよりバリエーションが増えますが、ここではFMCとして使えそうなものを4つ紹介します。

中列インターチェンジ
例: R U R' E R' U' R E'(UB→FR→LF)
よく出てくるパターンです。ただし中列は2手扱いになるためこれは実質10手です。
この例ではインサート場所を変えて E' F U2 F' E F U2 F' という手順も使えます。

側面インターチェンジ
例: R E R' D R E' R' D'(LF→DR→DF)
こちらも10手で処理できるよく出てくるパターンです。
この例ではF面インターチェンジと見て F L S L' F' L S' L' という手順も使えます。

例外パターンその1
例: R2 Fw2 R2 U' R2 Fw2 R2 U' = L2 Fw2 L2 U' L2 Fw2 L2 U' (UR→UF→DF)
8手の神手順です。
U’の部分をUに変えたものや逆再生手順もあるので積極的に探しましょう。
この例ではF面インターチェンジと見て D' S2 D F2 D' S2 D F2 という手順も使えます(ただし10手)。

例外パターンその2
例: M' U2 M U2 = F2 M F2 M' = R' F2 R L' U2 L(左右対称有) (UB→UF→DF)
6手の神手順です。
なかなか出ないですが同じ動きでも回し方がたくさんあるのでキャンセルも見込めます。
1手までならセットアップしてもいいと思います(手順とキャンセルさせて7手に抑えられればgood)。


筆者がEP3を処理する場合はまずは8手と6手のパターンに絞って探します。
もしなかった場合は10手のパターンも視野に探しますがこれは最適解を見つけるのが難しく手数もコーナーコミュテータより多いため、他のスケルトン探しやインサートを優先することが多いです。

おまけ
・複数のパターンで処理できるケース
例: UR→UF→FD
M列インターチェンジ: F' R' F M F' R F M'
U面インターチェンジ: F' E' F U F' E F U'

・FMCでは使わないその他のエッジコミュテータ
例: M' U' M D M' U M D' (LU→DF→DL)
12手で長いです。
この時は D' L E' L' D L E L' を使いましょう。

例: M' U2 M D' M' U2 M D (UF→DF→DR)
これも12手で長いです。
この時は z2 R2 Fw2 R2 U R2 Fw2 R2 U や z2 L2 Fw2 L2 U L2 Fw2 L2 U を使いましょう。

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