DRFバッファ解説
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6. B面インターチェンジパターン(Type 4)
DRF以外の2つがB面、もしくはB層にあるパターンです。
yで持ち替えると、L面インターチェンジパターン(Type 3)と鏡像の関係になります。
したがって、考え方は1つ前のType 3と全く同じです。
この章も詳細な説明は読み飛ばしていただいても構いません。
このパターンで覚えていただきたいインサート手順は次の3つです。
表1
インサート |
手順 |
DRF → BUR |
y : U L' U' |
DRF → RDB |
x : R U' R' U2 R U R' もしくは x : R2 U R2 U' R2 |
DRF → UBL |
y : U' L2 U |
一番上と一番下の手順はyで持ち替えると、Type 3のインサート手順のミラーになっているのが分かると思います。
また真ん中の手順に関しては、「(R U' R' U)×3」の鏡像の「(L' U L U')×3」を回してもよいのですが、少々回しにくく長いので違う手順を採用しました。
「(L' U L U')×3」のほうが良いという人は、もちろんそちらを使用していただいても構いません。
B面インターチェンジパターン(Type 4)も大きく3つに分けられます。
Type4-1

Type4-1はDRF以外の2つがBUR, BLU, BDL, BRDにある(2つともB面にある)パターンです。全部で12種類あります。
yで持ち替えをすればType 3-1と鏡像の関係にあります。
揃え方は次の通りです。
1)yで持ち替える。
2)DRFにあるステッカーが移動すべき場所を、BUR(持ち替えているので右手前)にもっていく。
3)表1の1番目の手順(U L' U')をする。
4)もう1つのB面にあるステッカーをBURにもっていく。
5)「U L' U'」の逆手順「U L U'」をする。
6)B面をもとに戻す。
7)y'で持ち替える。
例1)DRF>BLU>BDL

まず「y」で持ち替えます。
DRFはBLUに行くべきなので「R'」で、BLUをBURに移動させてから「U L' U'」をします。
次にもう一度「R'」をしてBDLをBURに移動させ、「U L U'」をします。
ここまでで「R'」を2回まわしたので「R2」でB面を修正し、「y'」で持ち替えをして完成です。
手順:[y R'; U L' U', R']
Type4-2

Type4-2はDRF以外の2つがURB, RDB, DLB, LUBにあるパターンです。これも全部で12種類あります。
揃え方は次の通りです。
1)xで持ち替える。
2)DRFにあるステッカーが移動すべき場所を、RDB(持ち替えているので右下)にもっていく。
3)表1の2番目の手順(R U' R' U2 R U R')をする。
4)もう1つのB層にあるステッカーをURBにもっていく。
5)「R U' R' U2 R U R'」をもう一度する。
6)B面をもとに戻す。
7)x'で持ち替える。
例2)DRF>RDB>URB

「x」で持ち替えます。
DRFにあるステッカーが移動すべき場所はRDBなので、2)を飛ばして「R U' R' U2 R U R'」をします。
次にURBを「D'」でRDBに移動させ、もう一度「R U' R' U2 R U R'」をします。
最後に「D」でD面を修正してから、「x'」で持ち替えて完成です。
手順:[x: R U' R' U2 R U R', D'] もしくは [x: R2 U R2 U' R2, D']
Type4-3

Type4-3はDRF以外の2つがUBL, LBD, DBR, RBUにあるパターンです。これも全部で12種類あります。
yで持ち替えをすれば、Type 3-3と鏡像の関係にあります。
揃え方は次の通りです。
1)yで持ち替える。
2)DRFにあるステッカーが移動すべき場所を、UBL(持ち替えているので右奥)にもっていく。
3)表1の3番目の手順(U' L2 U)をする。
4)もう1つのB層にあるステッカーをUBLにもっていく。
5)「U' L2 U」をもう一度する。
6)B面をもとに戻す。
7)y'で持ち替える。
例3)DRF>DBR>UBL

まず、「y」で持ち替えます。
DRFはDBRに行くべきなので、「R2」でDBRを右奥に移動させ、「U' L2 U」でインサートします。
次にUBLにインサートするために、「R2」をした後にもう一度「U' L2 U」をします。
今回はB面を360°回しているため、6)は行う必要がありません。
最後に「y'」で持ち替えて完成です。
手順:[y: R2, U' L2 U]
発展
Type4-1についても、x持ち替えで処理できます。
用いるインサート手順は「x: L U2 L'」(DRF → BLU)です。
例1)をx持ち替えで処理してみましょう。
例1')DRF>BLU>BDL

まず「x」で持ち替えます。
DRFはBLUに行くべきなので「L U2 L'」でインサートします。
次に「D'」でBDLをBLUに移動させ、もう一度「L U2 L'」をします。
最後に「D」を回してから、「x'」で持ち替えをして完成です。
手順:[x: L U2 L', D']
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