DRFバッファ解説

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4. U面インターチェンジパターン(Type 2)

DRF以外の2つがU面もしくはU層にあり、U面をインターチェンジ面として用いるパターンです。
Type2からType5まではD面インターチェンジでは揃えられないパターン、または D面インターチェンジでも揃えられるがそうしない方がスマートに揃えられるパターンについての解説です。
このパターンで覚えていただきたいインサート手順は表1の上3つです。

表1
インサート 手順
DRF → UFR R' F' R2 F R
DRF → BLU L' D2 L
DRF → RUF R' D' R
DRF → ULF L' U2 R U2 L

一番下の手順に関し田はあまり使いませんが、覚えておいて損はないでしょう。
U面インターチェンジパターン(Type 2)は大きく3つに分けられます。

Type2-1
Type2-1はDRF以外の2つがULF, UBL, URB, UFRにあるパターンです。全部で12種類あります。
揃え方は次の通りです。
1)DRFにあるステッカーが移動すべき場所を、UFR(DRFの真上)にもってくる。
2)表1の1番目の手順(R' F' R2 F R)をする。
3)もう1つのU面にあるステッカーをUFRにもってくる。
4)もう一度、表1の1番目の手順(R' F' R2 F R)をする。(本当は逆手順をする所ですが、この手順は逆からやっても同じなので同じ手順を回せばよいです)
5)AUFをする。

例1)DRF>UBL>URB
DRFにあるステッカーは本来UBLの位置にあるべきなので、まず「U2」をしてUBLをUFRに移動させます。
DRFのステッカーをUFRにインサートするために「R' F' R2 F R」をします。
次はURBにあったコーナーパーツをUFRの位置に移動させるのですが、「U」ではいけません。
先程U2をしたので、元々URBにあったコーナーパーツは今はULFにあります。
そのため、「U」ではなく「U'」(U2 + U = U')をします。
次に、もう一度「R' F' R2 F R」をします。
最後にU面のエッジをもとの位置に戻すために「U'」をします。

手順:[U2; R' F' R2 F R, U']


Type2-2
Type2-2はDRF以外の2つがLFU, BLU, RBU, FRUにあるパターンです。これも全部で12種類あります。
揃え方は次の通りです。
1)DRFにあるステッカーが移動すべき場所を、BLU(左奥)にもっていく。
2)表1の2番目の手順(L' D2 L)をする。
3)もう1つのU層にあるステッカーをBLUにもってくる。
4)もう一度、表1の2番目の手順(L' D2 L)をする。(この手順も逆からやっても同じです)
5)AUFをする。


例2)DRF>LFU>BLU
DRFにあるステッカーが移動すべき場所(LFU)を、BLU(左奥)にもっていくため、「U」をします。
DRFのステッカーをUFRにインサートするために「L' D2 L」をします。
次は元々LFUにあったコーナーパーツをBLUの位置に移動させるために「U'」をします。
もう一度「L' D2 L」をします。
最後はAUFをするですが、今回は「U」をした後に「U'」をしているためにU面は元に戻っているので、5)はスキップです。

手順:[U, L' D2 L]


Type2-3
Type2-3はDRF以外の2つがFUL, LUB, BUR, RUFにあるパターンです。これも全部で12種類あります。
揃え方は次の通りです。
1)DRFにあるステッカーが移動すべき場所を、RUF(DRFの真上)にもってくる。
2)表1の3番目の手順(R' D' R)をする。
3)もう1つのU層にあるステッカーをRUFにもってくる。
4)「R' D' R」の逆手順「R' D R」をする。
5)AUFをする。


例3)DRF>FUL>BUR
DRFはFULに行くべきなので、「U'」でFULをRUFに移動させます。
インサートとして「R' D' R」をします。
次は元々BURにあったコーナーパーツをRUFの位置に移動させるために「U2」をします。
インサートの逆手順「R' D R」をします。
最後はAUFとして、「U'」をします。

手順:[U'; R' D' R, U2]


発展
今回も簡単のためにDRFをUFR, BLU, RUFのいずれかにインサートする手順しか使ってきませんでしたが、もちろんほかの位置にもインサートできます。
これができるようになれば、Type2-1~Type2-2で9手かかっていたものを8手でできるようになります。
次のインサート手順をよく使います。

表2
インサート 手順
DRF → FUL L D' L'
DRF → LUB y' L D2 L' y
DRF → RBU y R' D R y'
DRF → FRU y L D L' y'

例4)DRF>RBU>LFU
これはType2-2に分類されるパターンで、[U'; L' D2 L, U2]と9手で揃えられます。
しかし、表2の3番目の手順「y R' D R y'」を用いてDRFをRBUにインサートして、
「U2」でインターチェンジをすれば、8手で揃えられます。

手順:[y: R' D R, U2]



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